特別インタビューとして、サタデイズチョコレート様を訪ねました。チョコレートだけにこだわり続けている社長の秋元さんにお話を伺いました。

まるでニューヨークなチョコレート専門店


札幌の人気観光スポット「二条市場」からほど近く。威勢の良い鮮魚売りの雰囲気とは打って変わって、ニューヨークの一角にあるような建物が今回の取材先。「サタデイズチョコレート」だ。一体どんな店内なんだろう?とドキドキしながら扉をあけると、カカオの甘くてほろ苦い香りに恍惚とする。おしゃれな店内には、色とりどりのラッピング包まれた板チョコレートや焼き菓子が並ぶ。

今から7年ほど前、サタデイズの秋元社長は「ビーン・トゥー・バー(豆から板に)」と呼ばれる「カカオの生豆を収穫するところからチョコレートを製造する方法」に興味をもった。「当時日本でビーン・トゥー・バーを実践する会社は少なく、アメリカの店舗を渡り歩いて勉強しました。札幌に戻ってからは1年間ラボにこもり研究に研究を重ね、完成させたんです」。努力の結晶、それがサタデイズのチョコレートだ。

突如現れるニューヨークの一角にあるような店。

 

インド、インドネシア、ガーナ、ウガンダ、ホンジュラス。
産地ごとに、フレーバーが異なるところが面白い。

 

アメリカで独自の製法を学び札幌に店を構えた秋元社長。

 

豆と会話して、個性を活かす


「チョコレートってこんなに味に違いがあるんだ」。サタデイズのチョコレートを口にして驚く。「この個性はどうやって生まれるのだろう?」秋元社長に聞く。「カカオ豆の味は、品種によって大きく違うんです。育った土壌、環境、気候でも変わるんですよ。生豆の発酵や乾燥期間、焙煎、テンパリングといった加工方法で違いを出すんです。これがカカオの生豆からチョコレートになるまでを一貫して行うビーン・トゥー・バーの特長です」。さらに、「チョコレートはただ甘い、苦いにとどまらず、酸味や香ばしさ、あらゆる表現ができる。

使うカカオ豆はすべて世界中の産地で直接、選んだもの。カカオ豆と本気で向き合い、それぞれの個性を活かすのはビーン・トゥー・バーだからこそと思っています。余計なものは足さずに、カカオ本来の味わいを楽しんでもらいたいんです。」と秋元社長は語気を強める。

奥に映るのは焙煎したカカオ豆を粉砕したもの

左がカカオポッド。中には果肉と豆が詰まっている

 

北海道でつくる意味


「創業から6年経った今、大切にしていることはなんですか?」と問うと、こんな答えが返ってきた。「コロナになって人との出会いがなくなり、ふれあったり、なにかを発見したりする機会が減ってしまいました。そんなとき、パッケージを見て選ぶ楽しさとか、ささやかな感動や発見が人を豊かにするし、生きる実感を与えてくれていると改めて気づかされたんです。北海道でものづくりをする意味も考えるようになりました」。

帯広の大豆でできたきなこ。規格外の長沼町りんご。釧路のハウスで育った白いバナナ。コラボレーションを望む生産者から声が掛かる。秋元社長はそんな生産者との出会いを面白がり、チョコレートと組み合わせることで食材のポテンシャルを2倍にも3倍にも膨らませようとしている。おまけに、もともとチョコレートは体に良いときた。ポリフェノールは赤ワインの7倍。抗ストレス、血圧低下、アンチエイジングなど嬉しい効果が期待できる。さらに、北海道の厳選した素材と融合するサタデイズチョコレートの進化に、今後も目が離せない。



長沼町産の規格外りんごをつかったポムショコラ。
北海道の生産者と手を取り、ともに作り上げた一品。

 

世界のカカオを食べ比べ!「Bean To Bar」チョコレート


Bean to Bar とは、カカオ豆からチョコレートになるまで一貫して製造を行うこと。世界の産地を実際に訪ね、納得できたカカオだけを選定し、焙煎から成形まで手作りで仕上げました。日常では味わえない本物のチョコレートをご堪能ください。

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